頑張り屋だけどもポンコツなシスターの少女「祈蒔すずね」。
清楚ないでたちに反して、ゾンビに異常な愛着を抱くという二面性を持ち合わせている。
周囲の期待に応えるために、普段はゾンビ好きを隠して生活していた。
はぐれゾンビをみつける度にこっそりと自宅に連れ帰り、ゾンビと共同生活を送っている。
人間と違ってゾンビは思考しないので、なにも求めてこない所がいい。
あと『あ~う~』言ってるのも可愛いし、ちょっかい出すといちいち反応が面白い。
隙あらば噛みつこうとしてくるのもちょっとドキドキする。でも臭いのはちょっと嫌だ。
ある日、不注意でゾンビが脱走してしまい、
街中で勇者に狩られそうになっているところ大勢が見ている中、
彼女はゾンビを庇い涙しながら飛び出してしまう。
その日を境に彼女は、
“死者をも等しく愛す、究極の慈愛に満ちた真のシスター”
として巷で有名になってしまった。
しかし、そのおかげで”ありのまま(ゾンビ好き)”を周囲に隠さなくてもよくなったので、
彼女としては好都合である。
とはいえ、修道女(シスター)という肩書でゾンビの布教活動をするわけにもいかないので、
教会には内緒でこっそりと配信という形でゾンビの魅力を世界に広める活動をはじめるのであった。
ちなみに、
自宅に連れ帰ったゾンビには兄ゾンビ等の愛称をつけて呼んでいる。